アルコール離脱症状とは?

アルコール離脱症状はアルコールを長期間多量摂取している人が急激な断酒や減量したときに一過性に出現する症状です。

症状は人によってさまざまですが、手指のふるえはよく見られる症状の一つです。
ほかにはイライラ感、不安、抑うつ気分などの不快感情や動悸、発汗、発熱、悪寒などの自律神経系の症状不眠吐き気嘔吐などの症状があります。
さらに幻覚見当識障害(下記①参照)が出現したり、てんかんに見られるようなけいれん発作が出現することもあります。

アルコール離脱症状の中には、アルコール離脱せん妄(もう)と呼ばれる振戦(しんせん)せん妄(もう)があります。振戦せん妄は全身の振戦[=ふるえ]、過剰興奮、著しい発汗、著しい見当識障害(下記①参照)、幻覚、意識変容などの症状が出現します。このような状態は緊急に入院治療を始めるなどしなければ、重度の病状に陥ったり、命にかかわる危険性がでてきます。

アルコール離脱症状は、ひとつに、飲酒の中止や減量により、アルコール血中濃度が急激に低下するなどして、アルコールの長期間多量摂取によって変化した脳神経細胞の機能低下が引き起こす影響で現れるのではないかと言われています。

見当識障害…現在の自己および自己のおかれている状況(時間や場所、周囲の人間関係など)が認識できないことをいいます。

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